チョコレート博物館/Museum of Chocolate

【シリーズ 世界の博物館】

2020年12月某日。
スペインのバルセロナにあるチョコレート博物館を訪れた。

この博物館はバルセロナ凱旋門の近くにあり、観光名所として有名な場所である。面白いコンセプトの博物館巡りを生きがいとしている私としては、かなり気になる博物館である。

こちらがチョコレート博物館の入口___。

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少し分かりづらい場所にあったが、建物も古く、なかなか雰囲気のある博物館だ。入場料は€6(約750円)と他の観光スポットと比較すると、だいぶお手頃な値段設定である。

さらにこの博物館の入場チケットが少し変わっていて、面白かった。

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包装にQRコードが印字されたチョコレートが入場チケットとなっている。(写真では分からないが裏側にQUコードがある)このQRコードを入口のゲートにかざす事で館内に入れる。またスマートフォンでQRコードを読み込めば、音声ガイドとしても使えるようだ。

ゲートを通過するとこんな感じ。

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コンセプトが食品という事もあるのか、館内は清潔感のある空間であった。展示物も数多くあり、入口付近からでも、ワクワクさせてくれる。展示物は主にチョコレートを作る機械や道具などがある。

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恐らく、現代でも使われている道具…という訳ではなさそうだが、時代を感じさせてくれる見ごたえのある展示物が続く。

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またチョコレートで作られた像も多く展示されている。

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ガラスが分厚く、写真撮影の方はかなり苦戦したが、恐らく作品の温度や湿度を管理するためだろう。チョコレート作品には有名なキャラクターもあったりする。

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他にもサグラダ・ファミリアや、サッカー選手のメッシの像などバルセロナにゆかりのある作品もあった。

また館内にはチョコレート作りが体験できるのか、料理教室のような場所もあった。

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奥の部屋では子供たちがクッキーを焼いているようだ。

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訪問したのがクリスマスイブということもあり、皆で楽しそうに作っていた。ガラス越しにもクッキーの良い香りがしてきた。

博物館を一周すると最後にショップへと出てくる。ここには美味しそうなチョコレートやマグカップなど色々な物が売っており、バルセロナ観光のお土産としても、なかなか良さげな品ぞろいであった。

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私は1時間ほど滞在し、チョコレート博物館を後にした____。

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博物館として十分に楽しめる場所であったが、博物館のホームページを見ると他にもワークショップなども開催されているようで、観光客だけではなく、色々と地域の方にも親しまれている場所のようだ。コロナの最中という事もあり、ほとんどお客さんはいなかったが、きっと本来であれば、賑やかな場所なのであろう……。頂いたチケットのチョコレートも美味しかった。

最後に___。
スペインには朝食やおやつの定番として、『チョコレート&チュロス』という組み合わせがある。バルセロナにもたくさんのお店があり、お店によってチョコレートの味が異なったりするので、これを食べ歩きする観光もなかなか楽しいのではないだろうか。

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おわり。

Museum of Chocolate

A museum with a scent of chocolate.
The admission ticket is chocolate.

Location: Barcelona Spain
Shooting date: 12/2020
category: Amazing Place
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