サン・フランシスコ教会の納骨堂/Ossuary of San Francisco Church
2020年11月某日。
ポルトガルのエヴォラにある納骨堂を訪れた。
エヴォラは首都リスボンから120kmほど東にある街で、歴史ある旧市街地は「エヴォラ歴史地区」として世界遺産に登録されている。
そんなエヴォラにあるサン・フランシスコ教会には、何だか素敵な納骨堂があるということで、私はリスボンから電車でエヴォラへ向かった。
1時間30分後___。
エヴォラ駅に到着する。

駅はそれほど大きくなかったが、多くの人がこのエヴォラで下車していた。
皆、旧市街地方面へと歩いて行ったので、私もそれに続く___。

15分くらい歩くと目的のサン・フランシスコ教会に到着した。

こちらの教会堂も後に入ってみたが、歴史を感じる壮大な造りとなっていた。
しかし今回の目的は、あくまで納骨堂。
教会の横にある入口から進んで行く___。

廊下を進むとチケットセンターがあった。
こちらは入場料が5ユーロ(約600円)かかる。
消費税が最大23%のポルトガルでは、生活費もかなり嵩み、5ユーロぐらいの入場料なども、後々ボディーに効いてくることとなった……。
チケットを購入し早速、納骨堂を目指す___。

納骨堂の入口と思われる場所に到着する。
入口付近に展示されている絵画も「生と死」をテーマにした作品が多く、雰囲気を出していた。
そしてこちらが納骨堂内部の様子。



そこには想像以上の光景が待っていた。
当初は祭壇に複数の頭蓋骨が並べられている程度かと思っていたが、それどころではなく、壁一面に様々な部分の骨が埋められていた。

手や脚の骨も野球のバットのように壁に埋めらている。
また柱や梁の部分にも、綺麗に人骨が配置されていた。


館内はフラッシュ撮影が禁止のため、なかなか綺麗に撮影はできなかったが、この場所に立つと圧倒される物がある……。
そして納骨堂の中央には祭壇がある。

Google Mapには『チャペル』と書いてあるが、もしかするとこの場所で、挙式を挙げることも可能なのかもしれない……。
祭壇の横には他とは違う形で、遺骨が鎮座されていた。

状態も良い事から、何か特別な存在だったのかもしれない……。
私は20分ほど滞在し、この場所を後にした___。

ヨーロッパにはサン・フランシスコ教会の様に、訪問者に開放された場所も多くあるので、是非、色んな国や地域の納骨堂を尋ねてみたい。
最後にエヴォラの旧市街地は世界遺産となるだけあって、とても美しい街並みだった。
今度はもう少し、暖かい時期に訪れたい。

おわり___。
Ossuary of San Francisco ChurchLocation: Évora Portugal
Shooting date: 11/2020
category: Cemetery & Funeral
There are countless skeletons there and it is overwhelming.
It was a very beautiful sight.
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