薬局博物館/Pharmacy Museum

【シリーズ 世界の博物館】

2020年10月某日。
ポルトガルのリスボンにある薬局博物館を訪れた。

リスボン滞在中に、たまたま見つけたこの博物館。”薬局”がテーマという事で、なかなか面白そうと思い立ち寄ってみること。

こちらが薬局博物館の入口___。

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同じ敷地内にはレストランも併設されており、何だか金持ちの邸宅の様な雰囲気があった。博物館の入館料は5ユーロ(約600円)と絶妙な値段設定……。

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博物館は2つのフロアに分かれており、1階はポルトガルの歴史で、2階が世界各国の……といった感じだ。まずは1階を探索する___。

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1階では主に、人形と当日の道具・薬品を再現した展示が並ぶ。館内が少し薄暗いという事もあり、何だかディズニーのアトラクションの様な感じもあった。

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こちらはだいぶ古い薬のパッケージ。古びた様子から、恐らくこれらは当時のものだろう。

さらに見覚えのある薬のポスターなんかも展示されていた。

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また1階には一部ではあるが、日本の薬も展示されていた。

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ポルトガルの薬と何の関係があるか分からないが、江戸時代から貿易国として繋がりがあったので、薬の取引も行われていたのだろう……。

中国のブースもあったりする___。

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続いて2階へと進む___。

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2階では世界各地域の医療道具や薬などが、年代ごとに展示されている。1階と比べるとかなり細かな展示が多く、ガラスケースも多いためカメララリアットを決めないように注意が必要だ。

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こちらは紀元前の物___。

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『外科用の道具』と書かれていたので、もしかすると手術などにも使われていたのかもしれない。昨今の医療道具と比べると、かなりお粗末にも見えるが、恐らく当日の技術の結晶なのであろう。

またこの時代は、地域によって医者というよりも、シャーマン的な存在が医療を行っていたようで、彼らを象徴して作られた像などもあった。

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その他にもアジア・ヨーロッパ・アフリカと様々な地域の展示が並ぶ。所変わればと言った感じで、かなり個性的な医療道具や薬ケースもあった。

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中にはこんな展示もあった___。

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これは折り畳み傘のケースではなく、18世紀ごろの羊の皮で作られたイギリス製のコンドームである。まさか0.02mmの時代が来るとは、この時は誰も思わなかっただろう。

私は1時間ほど滞在し、薬局博物館を後にした。

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それほど大きな敷地ではなかったが、興味深い展示が多く満足いく内容であった。これからも世界の色々な博物館へ行ってみたい。

終わり。

Pharmacy Museum

The Museum is not so large,
But you can learn about the history of medicine by country or region.

Location: Lisbon Portugal
Shooting date: 10/2020
category: Amazing Place
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