神風特攻隊のモニュメント/Monument of KAMIKAZE
2019年9月某日。
フィリピンのマバラカットにある神風特攻隊のモニュメントに行ってきた。
今回、マバラカットに隣接する街、アンヘレスに1ヶ月ほど滞在する機会があったので、何か面白そうな場所はないかと探していたところ発見したのが、このモニュメントだ。
もちろんココが『面白そうな場所』と言うわけではないが、興味深い場所であったので行ってみた。
早速、宿泊先のアパートより歩いて目指すことに___。

この通りを北に10kmほど進むとそのモニュメントはあるらしい。
10kmという距離はさほど問題ではないのだが、一週間ほど前に運動靴をカビらせてしまい、今はサンダルしかない。Amazonで買った激安サンダルで耐えられるか不安を抱きながら歩き始める……。
1時間後___。
アパート付近に比べるとだいぶローカルになってきた。

何だか素敵な教会も、ちらほらとあった。
キリシタンが90%以上占めるフィリピンでは街の至る所に教会があり、それを見て回るだけでも十分に楽しむことが出来る。
ここで大きな袋を担いだ少年たちと出会う。
街外れということもあり、周辺には観光客などはおらず、目立つ私は彼らに囲まれる。
彼らの目当てはもちろんお金だが、何もなくお金を渡すのはあまり宜しくないので、写真のモデル代として少額を手渡した。

とても素敵な写真が撮れたが、気のせいか皆のポーズが『マネー!』のような気がする……。
彼らと別れてさらに1時間ほど歩く___。
さすがに暑さと足の裏の疲労がしんどくなってきた。
すると何やら、それらしき看板が目に入る。

『神風』と書かれたその看板。
どうやらここで間違えないようだ。
私は反対側の道路にわたり、その正面に立つ。

周辺とは少し似つかない門構え。鳥居をイメージして作られているものだと分かる。さらにその奥には日本兵の銅像と壁に描かれた旭日旗が見受けられる。
早速、中に入ってみる___。



広さはテニスコート半面分くらいの大きさ。古くからココにあることを感じさせながらも、とても綺麗に管理されていることに驚いた。近所の方が掃除や草むしりをしてくれているのだろうか……。
すると何やら日本語で書かれた看板を発見する。

どうやら、かつてここにマバラカット飛行場があり、神風特攻隊はこの地から戦場へと飛び立ったようだ。さらに文末は世界平和を望む声で締められていた。
私は30分ほど滞在してこの場所をあとにした___。
海外で日本の歴史を学べる機会は今までなかったので、何だかとても新鮮な気持ちであった。またこの場所がフィリピンの人によって綺麗に管理されていることも嬉しく思えた。
このモニュメントがこれからもずっとある事を願っている……。
最後に__。
近所の廃墟も訪ねてみたが、こちらは既に何方かの住処となっていたので、調査は中止。
Monument of KAMIKAZELocation: Mabalacat Philippines
Shooting date: 09/2019
category: Historical place
The Japanese Kamikaze special attack team took off from here.
This places tell us in history that war is not right.
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