ホテル・ポンドック・インダー・ブドゥグル/Hotel Pondok Indah Bedugul
【シリーズ 世界の廃墟】
2019年3月某日。
バリ島にある廃ホテル『ホテル・ポンドック・インダー・ブドゥグル』を訪ねてみた。
バリ島で最も有名な廃墟と言っても過言ではないこのホテル。
海外のWebサイトでは良く取り上げられ、場所がら観光客なども良く行くらしい。
早速、廃墟のあるブラタン湖周辺を目指した。
ブラタン湖周辺は大きな火山がある事から、カーブの多いキツイ山道が続く……。
スクーターになれていない私は十分に注意して走らせる。
20分後___。
ホテル前に到着。
有刺鉄線つきの竹で作られたフェンスが行く手を阻む。
正直、高さは簡単に乗り越えられそうだったが、向かいの道路の交通量が多く、かなり目立つことになる。
どうしたものか……。
しかし私は知っていた。
前日の昼間、ここを通った際にオジサンが立っていたのだ。
恐らくココも観光廃墟だろう。
現在の時刻は朝6時。
ということで6時間ほど時間を潰し、昼間に訪れるとオジサンがいた。
そして20,000ルピア(約140円)を支払って中へと無事に入れた。
これがホテルのエントランス部分。
バリ島らしい造りの建物であり、それがまた一段と不気味な雰囲気を醸し出していた。
早速、中へと入ってみる。
建築のことには詳しくないが、こんなに柱がいるのか…と思うほどに無数の柱が立っていた。
エントランス部分に関してはダメージも少なく状態は良いなと思っていたのだが奥へ進むと……。
至る所の天井が抜け、雨漏りが酷く場所によってはいつ崩れてもおかしくない状態だった。
陽が入らないような場所ではコウモリが棲みつき、いよいよダンジョン感が出てきた。
ここで客室を発見する。
こちらも中々の状態の悪さ。
何もない部屋に入ると何だか引っ越しの内見に来ているようだ。
その後も色んな部屋を片っ端から見ていくと大きなバルコニーが付いている部屋を発見。
外へと出てみる___。
廃墟としてはかなり素晴らしい状態。
完全に仕上がっている。
何よりホテルとして使われていたときはかなり贅沢な空間だったろう……。
何でこんなことになってしまったのか…。
続いてかなり広めのお部屋を発見。
こちらはもしかするとスイートルームだったのかもしれない。
廃墟巡りの好きなところはスイートルームの様な絶対縁のない場所にも廃墟となる事で入れるようになることだ。
※過去一でテンションが上がったのはストリップ劇場廃墟の踊り子さんの控室だ。
ホテル内の探索を続けていると屋上に続く外階段を発見。
かなり茂っているので危ない生き物だけには要注意。
バリ島は本当に多種多彩の生き物がいた。
そして屋上に到着。
ココからはホテルの全体像が確認でき、かなり大型ホテルだった事を改めて感じさせてくれた。
そして状態の悪すぎる所を除き、広い館内をどうやら一通り周ることが出来たようだ。
私は2時間ほど滞在しこの廃ホテルを後にした。
メインエリアからは外れている立地ではあるが、これだけの規模のホテルがこんな姿になってしまうのだからビジネスというのシムシティのように上手くいかないのだなと痛感。
とはいえ廃墟マニアからすると、この規模の廃墟はやっぱり嬉しい。
これからも世界中に眠る廃墟に行きたい。
さいごに……
このエリアは本当に景色が美しいので普通の?旅行にもオススメである。
Hotel Pondok Indah Bedugul
I am satisfied with the powerful Abandoned Places.
Location: Bali Indonesia
Shooting date: 03/2019
category: Abandoned Places
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