花壇八卦窯/Huatan Hoffmann Kiln

【シリーズ 世界の廃墟】

2018年4月某日。
台湾の中部にある八卦窯という焼き窯の跡地を訪ねてみた。

今回の旅の目的は工場廃墟だったが、色々と失敗して結局たどり着くことが出来なかった。
そんな時に見つけたのが八卦窯。
現在は窯として使われていないので、これも一応廃墟では……早速、現地へと向かった___。

こちらが八卦窯の最寄駅。

_DSC9584.jpg

花壇駅という何とも可愛らしいネーミングだ。
駅からは徒歩で向かうが、暑さが気になるところだ……。

花壇駅の周辺はこんな感じ。

_DSC9471.jpg

台湾らしい素朴な街並みで美味そうな食事処の一つや二つありそうな雰囲気だ。

歩くこと30分____。

_DSC9479.jpg

遠くにそれらしき煙突が見えてきた。
さらに近づいてみると、何らかの石碑を発見。

_DSC9482.jpg

漢字は読めないが窯の跡地に関する物のようだ。近くの公園にも同じような煉瓦で作られた塀のオブジェがあった。

そして窯の跡地に到着。

_DSC9579.jpg

こちらの面から見ると左手には民家と畑があり、窯を挟んだ向こう側には二車線の道路がある。

年季の入った煉瓦造の大きな窯。
全長は20メートルくらいあるだろうか……。

_DSC9534.jpg

_DSC9490.jpg

窯には大人が屈んで入れるくらいの小さな穴が無数にある。
ここから焼き物をぶっこんでいたのだろう…。

せっかくなので中に入ってみた。

_DSC9527.jpg

外からの光で薄っすらと中の様子が見えるが、特に何があるわけではなかった……。
注意点は足元。
地盤が緩くドロドロな状態で、これ以上いると靴が大変なことになりそうだ……。
適当な穴から外へと出た。

外に出るとこんな看板が……。

_DSC9537.jpg

恐らく、『中はドロドロで危ないから入ってはダメですよ』ということだろう。

さらにこんな物もある。

_DSC9538.jpg

何が書いてあるかは読めないが、歴史のある窯のようだ。

私は滞在から30分ほどで現場を後にした。
今回の旅の目的ではない場所であったが、何度も訪れている台湾の歴史の一つに触れられて満足である。


帰り道、コンビニに見つけたガリガリ君。暑い日はこれに限る。

_DSC9582.jpg

台湾で当たりが出たら、どうしたらいいのか……。

Huatan Hoffmann Kiln

Abandoned Places of a kiln in Taiwan.
It was impressive with an appearance that makes history feel.

Location: Huatan Taiwan
Shooting date: 04/2018
category: abandoned places
関連記事