達徳学校の廃墟/PrimarySchool AbandonedPlaces
【シリーズ 世界の廃墟】
2018年6月某日。
香港北部にある小学校の廃墟を訪ねてみた。
この学校は廃墟マニアには有名な場所であり、GoogleMapからも探せたりする。
そのため、場所を特定するのは安易であったが侵入できるかは現地に行ってみなければ何とも言えない……。
私は早速、香港へと向かった___。
早朝アタックのため、本日はホテルで1泊することに。
しかし!廃墟まで徒歩圏内のホテルがなかなか見つからず、結局見つけたホテルも高額……。
初の1泊1万円越えだった。
翌朝_____。
日中は30°を超える暑さも朝方はそこまで気温が高くなく、探索には丁度良い感じだった。早速、学校の廃墟を目指すことに。
およそ30分の道のり、辺りには香港らしい超高層マンションやビルが立ち並ぶも少し歩くと……
こんな感じ。このギャップも香港の魅力である。
時刻は朝の6時___。
墓地が並ぶ道を進むこと10分。
学校の入り口を発見!
日本の学校とは違う門構えで廃墟として物凄く雰囲気ある。これは夜来ると怖いやつだ……。
是非、校内も拝みたいところだが案の定、門には南京錠が付けられていた。
アジアでも有数の廃墟、さすがにそう簡単にはいかないようだ。
門の高さは2m強!
普通の成人男性であれば、簡単に越えられるが私の腰は80歳並みの弱!
30分歩くと1回は腰が抜ける状態だ……。
この門の高さもきっと無理だ。
仕方ない諦めて帰ろ……。
と何気なく門に手をかけると____。
錠は外されていた。
来た神風。
私は早速、校内へと進んだ____。
目に飛び込んできたのは年季の入った校舎。
ダメージは大きいものの佇まいはしっかりとしていた。
日本でも避難所に使われたりする学校→構造はしっかりしているのだろう。
しかし気になるのが入り口に置かれた扇風機。
どう見ても現役感がある……。
そしてこの後、扇風機と開門されていた理由がすぐにわかった。
学校は絶賛工事中だった。
しかも校舎の中には大工さんだろうか数名が寝ていた。
そもそも私が廃墟を早朝にアタックする理由は幾つかあるが、こう言うラッキーもあるんだな。
大工さんに気付かれる前に探索を済ませよう。
こちらが学校の全貌。
中央の校庭を3つの校舎が囲む造りになっている。
日本の学校とは違う雰囲気だが、どこか懐かしい感じがする。
こちらは教室___。
窓ガラスは割れており教室内にはゴミ以外、特に何も無かった。
教室の大きさは日本とそんなに変わらない。
校内は草木が生い茂っており、香港の暑く湿った環境がそうさせたのだろう。
トイレに入ってみた。
ちょうど朝日が差し込み、良い意味でも悪い意味でも恐怖感がまったくない……。
匂いもなく、恐らく廃墟になってからだいぶ時間が経過しているのだろう。
続いて2階へと進む___。
2階からは学校全体が見渡せる。
廃墟となってしまった今は物静かな場所であるが、当時はきっと子供達の声で大賑わいだったろう……。
この校庭を囲む造りがそう思わせてくれた。
1階に戻り校舎裏へ……こちらも中々の貫禄だ。
なんだか工場廃墟にも見えてきた。
滞在から30分___。
大工さんもそろそろ起きるかもしれないので、これくらいで退散。
色々とラッキーに助けられた感じもするが、無事に探索できた。
まぁ廃墟探索は
度胸<運 だろうw
工事は見る限り、解体ではなくリノベーションのような感じだった。
土地柄、何らかの施設に生まれ変わるのかもしれない…。
その前に来れた事もまたラッキーである。
最近は安全面から解体される廃墟や何を思ってか観光地化される廃墟など、色んな面で残念な方向に進んでいる気がするが、これからもアジアを中心に廃墟探索を続けていきたい。
ラッキーが続く限り……
おわり!
PrimarySchool AbandonedPlaces
I was able to break into a famous AbandonedPlaces.
This is fortunate.
Location: Hong Kong
Shooting date: 06/2018
category: abandoned places
- 関連記事
-