クローントゥーイ市場/Khlong Toei Market

【シリーズ 世界の市場】

2024年1月某日、タイ王国のバンコクにあるクローントゥーイ市場を訪れた。ここはバンコクの中でも有数の大きさを誇るクローントゥーイ区内にあり、食材から生活用品まで何でも揃う市場である。今回、ひと月ほどバンコクに滞在する機会があったので訪れた次第である。

ちなみに市場のあるクローントゥーイ区はローカルで魅力あふれるエリアである。クローントゥーイ区を紹介させて頂いた記事も是非、合わせて見て頂きたい。
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写真はクローントゥーイ区の陸橋から撮影したものである。大変に分かりにくい写真で申し訳ないのだが、奥に見える陸橋の先に目的のクローントゥーイ市場がある。ご覧のとおり、交通量の多いエリアである。近くにはコンベンションセンターや大型の病院などもあり、昼夜問わず人で賑わう場所である。

私は以前の滞在で計3回ほどクローントゥーイ市場に来たことがあるのだが、毎度、面白い発見があるので今回も楽しみである。そして、こちらがクローントゥーイ市場の入り口のようす。
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入り口と言っても、市場へ繋がる路地は四方八方にいくらでもある。場所によっては、なかなか初見キラーな雰囲気の入り口もあるが、この辺りは大通りに面しており、比較的に入りやすい。

また写真の入り口付近では十分な道幅が確認できるが、場内の中心はかなり狭くなる。貴重品には十分、意識しながら先へと進んで行く。
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多くのお客さんで賑わうクローントゥーイ市場の場内。正直、外国人が観光目的で来るには、少し邪魔な存在となってしまう場所ではあるが、一応、私もひと月の滞在で自炊をする日が多い。今回は買い物をしながら、お邪魔にならない程度で撮影をさせて頂いた。

早速、目に入ったのは、こちらの果物。
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ライムである。日本で販売されているライムよりは小さく、何だかカボスくらいな感じである。タイではパッタイの付け添えなどで良く見かける。お値段は1玉3バーツ(約13円)ほどと、カボスだったとしても安い。炒め物やドリンクに絞っても美味しくなるので、10玉ほど購入させて頂いた。

場内には果物、野菜、お肉、そして魚まで品ぞろいは豊富である。お値段も多くの品目でスーパーマーケットより遥かに安くすむ。そのため、クローントゥーイ市場にはプロアマ問わず、多くのバンコク市民が集まってくるようだ。
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東南アジアで生活していると、野菜や果物の安さには本当に驚かされる。正直、お肉や魚に関しては日本と比較しても、それほど大きな差がないケースもある。しかし、日本では高騰しやすい野菜や果物も、東南アジアでは影響を感じることはほとんどない。

中には日本では、まずお目にかからない葉物野菜や根菜などもあり、手が出ないこともあるが、野菜や果物が安いのは、ほんとうに羨ましい限りである。 _DSC1848_20240427.jpg
上の写真にあるシイタケの石づきみたいな物は、恐らくフクロタケというキノコである。こちらは世界三大スープのひとつとしても知られるトムヤムクンに入っている。独特の食感とクセのない味わいが特徴である。

クローントゥーイ市場には生鮮食品以外にも日用品を扱うお店や中古のスマホ屋さんもある。またお菓子やスイーツのお店もあり、その中でお気に入りのスイーツを発見する。
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正式名称は知らないのだが、パンダンリーフという甘い香りがする植物の葉が練りこまれたタイのパンケーキである。ひと口サイズで食べやすく、表面は強めに焼かれており、カリッとしているが、中はフワフワである。植物の青臭さはなく、日本人好みのスイーツだと思う。お値段も4個か5個で20バーツ(約86円)とお買い得であった。

スイーツの次はお楽しみのお肉屋さんゾーンである。
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店頭に並べられた大量のお肉に光が反射し、サンリオピューロランドの一兆倍くらいのピンクな世界である。東南アジアの市場では、写真のように常温で精肉が販売されていることが多い。

場所によっては、肉が悪くなったような臭いがする市場もあるのだが、クローントゥーイ市場は気になるほどではなく、お肉にも艶があり良い鮮度であった。さすがバンコクでも有数の市場である。
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タイでは主に豚肉と鶏肉が多く食されるが、牛肉もある程度は食べられているようだ。そのため、イスラム教徒の国に比べるとお肉屋さんの量もバリエーションも多いと感じる。

続いて、市場の北側にある通りへと移動する。
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この通りは、クローントゥーイ市場で最もアツい場所と勝手に認識させて頂いている。その理由は昆虫やカエルなど日本の市場では、まず見かけない食材が並んでいるからである。

しかし、昆虫はお肉に比べると安価である一方、小さいロットで購入すると、店員さんが明らかに嫌な顔をするので、ある程度の金額分を購入させて頂くのだが、とんでもない量になってしまうのだ。今回は上手く撮影許可だけ頂ければ良いのだが、とりあえず通りの様子を見て回る。
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ホットロードにも野菜や魚など、普通と言ったらアレだが、色々とある。魚の干物は美味しそうである。タイ王国ではイカやエビなどの甲殻類を使った料理が多く思い浮かぶが、お魚も良く食べられているようだ。干物以外にも場内には活魚も売っており、淡水魚から海の幸まで、日本にも負けない種類がある。

しかし、この通りに来たのであれば、やはりスパイシーな食材にフォーカスしたいところだ。
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昆虫食を扱うお店を覗いてみる。コオロギや芋虫にタガメ、亀もいた。亀は食べたことはないが、コオロギや芋虫なんかは意外と素揚げで食べると美味しいのである。撮影をさせて頂いたので、結局、芋虫を50バーツ(約220円)購入させて頂いた。やはり凄い量になってしまった。

お隣のお店には、また珍しいものが売られていた。
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ネズミである。日本では見かけない種のネズミだが、たぶんネズミである。東南アジアの国では結構、食されるものだが、タイの市場で見たのは初めてかもしれない。日本ではドブネズミのイメージが強烈すぎて、絶対に食べたくない食材だが、山ネズミなど自然の中にいるネズミであれば、割かし美味しいのかもしれない。でも買わない。

その後も、1時間ほど場内を探索し、魅力的な市場の姿を写真に収めた。
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今回で4度目の訪問となるクローントゥーイ市場。それでも毎度、面白い発見があり、私的には世界の中でも有数の面白い市場である。これからも世界中の面白い市場を訪れて行きたい。

最後に。クローントゥーイ市場で購入した芋虫はパッタイと一緒に炒めて、ムシパッタイを作った。
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しかし量が多すぎて、ほぼ芋虫の炒め物になってしまった。そして芋虫から噴き出してくる謎の汁が激しい。そして最も恐ろしいのが、こんなに芋虫を使っても、まだ倍の量が冷蔵庫にあることだ。

おわり。

Khlong Toei Market

A market in Khlong Toei district, Bangkok. All food and daily necessities are sold there. Another attraction is that there are interesting ingredients that can only be found in Bangkok.

Location: Bangkok Thailand
Shooting date: 1/2024
Category: Market & Night Market
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