カオサン市場/Khao San Market

【シリーズ 世界の夜市】

2024年1月某日、タイ王国の首都バンコクにあるカオサン通りで開催される夜市を訪れた。カオサン通りはバンコクにある王宮から北に1.5kmくらい進んだ場所にある。今回、ひと月ほどバンコクに滞在する機会があったので、訪れた次第である。

近年、外国人観光客で賑わうバンコクは、網目の様に地下鉄やモノレールが開通しているのだが、このエリアは王宮や歴史ある寺院が多いためか、最寄り駅からカオサン通りまでは、かなり歩く必要がある。そして何だかスパイシーな路地に迷い込んでしまった。
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一応、いち枚目の写真には'Khao San Road'の文字が確認できるので、道を間違えているという事は無さそうだ。何だか強面のお兄さんたちが気になるところだが、まぁ抜け道のような通りなのだろう。それにしても、タイの強面は何故、いつも上半身裸なのだろうか。

強面ストリートを進むこと5分。ひらけた通りに出た。
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Google Mapを確認してみると、どうやらここが目的のカオサン通りのようだ。

到着した時刻は16時頃と記憶している。観光客はまばらと言った感じだが、レストランなどが並ぶお店の前には、お土産や衣服を取り扱う屋台が確認できる。
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カオサン市場は夜市として有名なのだが、いくつかの屋台は日中から営業しているようだ。ちなみに'カオサン'とはタイ語で白米を意味する言葉であり、もともとカオサン通りは米の問屋街であったようだ。

それにしても早く到着し過ぎた。午前中は近所の廃墟に行っていたのだが、思いのほか探索が早く終わり、予定より2時間ほど前倒しで、カオサン市場に来てしまった。現状では、それほど取れ高が期待できないので、とりあえずレストランに入ることにした。
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綺麗なレストランである。カウンターには、たくさんのお酒が並んでいることから、恐らく夜はバーとして賑わうお店なのだろう。多くの外国人観光客が訪れるカオサン通りの周辺には、安いホステルや安価で楽しめるバーやナイトクラブが多くあり、バックパッカーの聖地とも言われているようだ。

午前から活動していた私は、この時点で、だいぶお疲れであった。夜間まで老体が耐えてくれるか微妙なラインであった。
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とりあえず頼んだパッタイ。しかし、その美味しさに驚いた。タイには、もう5回ほど来たことがあるのだが、何だかんだでパッタイを食べるのは初めてである。米麺の食感やエビの旨味、全体的に濃い味付けは好みの味であった。また付け添えのクラッシュナッツと砂糖が良くあう。タイ料理と言えば、カオマンガイばっかり食べていたが、私はもうパッタイ信者である。

そんなこんなで、こちらのレストランに1時間ほど滞在させていただき、再びカオサン市場へ繰り出す。
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日も傾きはじめ、観光客の姿も見えてきた。また屋台をけん引したバイクも続々と到着していることから、いよいよカオサン通りのナイトマーケットが開催されるようだ。

先ほどのパッタイで、お腹の方は7分目あたりまで達していたので、とりあえずタイで最も好きなスイーツを頂くことにした。
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バナナロティである。インドでは主食のひとつとして知られるロティ。窯で焼きあげるナンとは異なり、鉄板で焼くのが特徴である。タイやマレーシアでは多めの油でロティを揚げ焼きし、具材にバナナやチョコレートを入れるクレープのようなスイーツが有名である。

お値段も60バーツ(約260円)と円安にも負けない納得価格。ロティの屋台の後ろが廃屋みたいになっていたので、そこの入り口付近で食べても良いか、ロティのお姉さんに聞いたところ、なんとお姉さんが座っていた椅子を貸してくれた。ロティを焼くお姉さんの横で椅子に座り、バナナロティを頂くことになった。何だか休憩中のアルバイトみたいな姿である。
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続いて訪れたのは、フルーツがたくさん並ぶお店である。こちらのお店は新鮮な果物で作るジュースが頂けるようだ。オーダーが入ってから絞ってくれるので、フレッシュである。日本では高くて、なかなか手の出ないフルーツたちも、タイでは、まだまだお買い得のようだ。50バーツ(約220円)で十分なサイズのパッションフルーツジュースが購入できた。

さらに探索を続けていると、最近のバンコクを象徴するお店が目に入る。
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大麻ショップである。タイでは2018年に医療目的であれば、THC成分の規制なしで処方が認められ、またTHC含有量が0.2%未満の娯楽目的の大麻が、2022年6月に解禁された。解禁後は観光客向けの大麻ショップが歓楽街やショッピングモールを中心に多く見かけるようになった。THC0.2%以上の大麻の購入には処方箋が必要とのことなので、この手のお店で売られているのは、それ未満であるはずだが、真相はどうだろうか。CBDまでの私には知るすべはない。

大麻ショップの前をウロウロしていると、バンコクではお馴染みのヤツらを売るお姉さんが声をかけてきた。
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昆虫食である。大小のサソリとタランチュラだろうか、巨大な蜘蛛を販売しているようだ。お値段は大サソリが150バーツ(約650円)、タランチュラが350バーツ(約1510円)と、なかなかのバグズ・プライスである。これは買えないと思ったが、サソリを100バーツに値下げしてくれたので、ひとつ頂くことにした。タランチュラも何だか値切れそうな雰囲気であったが、日本に残してきたペットのタランチュラを思い出し、何だか切なくなったので、お断りすることにした。

仕方ないので、代わりにワニを頂くことにした。
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豪快に捌かれたワニが目を引く露店である。完全に外国人観光客向けのようで、屋台には様々な言語で'ワニグリル'と書いてあった。ワニを食べるのは初めてなので、なかなか楽しみである。

ちなみにお値段は串焼き2本で400バーツ(約1725円)と結果的にタランチュラより高い出費となってしまったが、これもまた経験である。
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10分ほどでテーブルに運ばれてきた。見た目はもう焼き鳥である。しかし、ひと口食べて、その違いを感じる。弾力が強く、臭みやクセはない。一番近い食べ物で例えるならば、ヘビである。もう少し安価であれば、10本でも20本でも行きたいところだが、大人しく2本で退散することにした。

ワニを食べ終えた頃には18時を過ぎており、カオサンの夜市も、これから始めるといった雰囲気である。
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しかし、午前中から活動していた私は、満腹感と相まってか活動限界に達したため、夜を待たずして帰宅することになった。無念である。

私は2時間ほど滞在し、カオサン通りを後にした。ナイトマーケットの記事としては最悪な結末になってしまったが、バンコクらしい食べ物にありつけて、私としては十分に満足である。次回はしっかりとタイムマネジメントをして、夜のカオサン市場を楽しみたいところである。
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おわり。

Khao San Market

A very famous night market in Bangkok. Souvenir shops and restaurants are open during from the day. Nightclubs and bars are popular at night.

Location: Bangkok Thailand
Shooting date: 1/2024
Category: Market & Night Market
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