ルンピニー公園のオオトカゲ/Monitor lizard in Lumpini Park


2024年1月某日、タイのバンコクにあるルンピニー公園を訪れた。この公園はバンコクの中心地のひとつであるサイアムから南東に2kmほど移動した場所にある。広大な敷地には大きな人口の池があり、そこにはミズオオトカゲという巨大なトカゲが、生息しているとのことだ。今回、ひと月ほどバンコクに滞在する機会があったので、訪れた次第である。

こちらがルンピニー公園の入り口のようす。
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入り口から、その広大さが見て分かる。ちなみにルンピニー公園には、複数のゲートがあり、どこからでも簡単に入場することができる。敷地内にはイベント会場や教育センターのようなものがあり、そちらの入場はどうか分からないが、公園自体の入場は無料である。

私が入場した門は公園の南西に位置し、地下鉄のシーロム駅と直結しているのである。
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この立地の良さからルンピニー公園は結構、外国人観光客にも人気の場所である。

また朝から晩まで365日暑いバンコクであるが、健康意識の高い市民の方はジョギングしたり、園内にあるマシーンでトレーニングをしたりしている。
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バンコク滞在中に毎度思うことなのだが、この暑さのなか運動できる人はマジでタフマンである。こちとら、ただ公園の入り口で写真を撮っているだけで、気絶しそうな暑さである。

とりあえず園内へと進み、ミズオオトカゲの調査へと入る。
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ルンピニー公園に入って、まず驚いたのは綺麗に整備されていることだ。近代的な公園には様々な植物が植えられ、歴史的建造物、アスレチック遊具やベンチがあり、どれも完璧に整備されていた。

外国に滞在する際、ルンピニー公園のような大きな公園を訪れることも多いのだが、今まで訪れた公園の中でも有数の美しい公園かもしれない。
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ルンピニー公園は元々、王朝下にあるシャム王国の君主'ラマ6世'の私有地であったが、1925年に競技場を建設する目的で国に寄贈された。ちなみに上の写真の一枚目は時計塔なのだが、こちらは当時から存在していたとのことだ。その後、この場所は博覧会の会場として使われたのち、公共公園になった。ちなみに第二次世界大戦では日本軍の駐屯地としても使われた歴史がある。

とまぁ、ここまでルンピニー公園の紹介で記事の半分ほど埋めてきたが、この場合、私が執筆する多くの記事では本丸(ミズオオトカゲ)に出会えず、文字数を稼ぐために能書きを垂れている場合があるのだが、今回は訳が違うのだ。ここから怒涛のミズオオトカゲ・ラッシュが始まる。
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探索を始めて5分も経たずして、水辺から顔を出すミズオオトカゲを発見する。私を警戒しているのか、時折り目が合う。それでも結構近くまで寄らない限り、逃げ出すことはない。だいぶ人には慣れているようだ。体感では日本のハトよりも近づける。

ちなみにミズオオトカゲは東南アジアで多く見られる種類のトカゲであり、日本では'サルバトールモニター'という名でペットとして人気である。しかし、成体は体長2m、体重20kgを超える大型のトカゲである。基本的には大人しい種とされているが、鋭い爪や尻尾の力は強く、接触するのは極めて危険である。
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ルンピニー公園には、そのミズオオトカゲが約400頭いると言われているが、一部の個体が3m以上に成長し、園内の植物などに影響を与えるという理由で、2016年に100頭近くのミズオオトカゲが撤去された。

撤去されたミズオオトカゲは、近隣の自然公園へと移されたとのことだ。国民の多くが信仰するタイ王国の仏教において、無益な殺生は好まない考えがあり、またミズオオトカゲを幸運と繁栄の象徴としてる方もいるようだ。引っ越し先で楽しく生きていることを願うばかりだ。
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引き続きルンピニー公園の調査を進める。時刻は正午を過ぎた頃。この時間帯になるとバンコクは猛烈な日差しにより、とても暑い。ルンピニー公園のような自然が多い場所では日陰に逃れることで、幾分その暑さを回避できるのだが、それでも長時間の探索はハードである。

木陰を辿っていると、人が立ち入らない場所に何だか激熱スポットを発見する。
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木の付け根が溝になっており、そこには多くのミズオオトカゲが重なるように休んでいた。確認できただけでも、5匹はいるようだ。そして撮影に夢中になって気づかなかったが、私の足元にも一匹いた。

これだけいると、何だか目的の物を見つけた達成感や、希少性なるものは感じなくなってしまうが、日本から訪れた身としては、異常な光景であり、それがまたバンコクの日常であることは、面白いところである。
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私は2時間ほど滞在し、ルンピニー公園を後にした。

ミズオオトカゲの発見に苦戦する可能性もあったので、バンコク滞在の最初の休日に訪れたが、結局2時間の滞在で、50匹以上の個体を見ることができた。彼らの人間に対する警戒心の薄さからして、どれほど良い環境で生活しているかが、見て分かった。これからも世界中の面白いエリアを探索していきたい。

おわり。
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Monitor lizard in Lumpini Park

Lumpini Park is located in the center of Bangkok. Many monitor lizards live here, swimming gracefully in the large pond. You can get quite close, but you need to be very careful.

Location: Bangkok Thailand
Shooting date: 1/2024
Category: Amazing place
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