ポーシー市場/Phosi Market

【シリーズ 世界の市場】

2024年2月某日、ラオスのルアンパバーンにあるポーシー市場を訪れた。ここはルアンパバーン空港より南西に6kmほど進んだ場所にあり、様々な食品や生活用品が並ぶルアンパバーン市民の生活には欠かせない大型の市場である。今回、短い期間であったが、ルアンパバーン滞在中に訪れた次第である。

こちらがポーシー市場の入り口のようす。
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市場探索をする身としては、これほどワクワクさせてくれる外観はないだろう。ルアンパバーンはラオスの中でも観光地として有名であるが、良い意味でローカル感溢れる素敵な場所である。果たして、どんな物が売られているのか楽しみである。

早速、門をくぐりポーシー市場内部へと足を進める。
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時刻は午前9時前。早朝から開催されている市場では、少し賑わいが落ち着くタイミングであるが、多くのお客さんが確認できる。ポーシー市場はルアンパバーンの観光地からは、それほど離れていない場所にあるのだが、観光客と思われる方はほとんど確認できず、その多くが地元の方であった。

敷地の半分以上は屋根のついた建物となっているが、野外にも多くの露店があり、主に野菜や果物が販売されている。
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とても綺麗な野菜や果物が並ぶ。そしてデカい。外国の市場を巡って思ったのは、お肉や魚よりも野菜や果物の鮮度が高い市場の方が、印象が良い気がする。もちろん土壌により、野菜や果物が良く育たない地域もあると思うが、やはり野菜や果物は、市場を華やかにしてくれる存在である。

中には日本の市場では、まず見かけない食材があった。
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バナナの花である。東南アジアではバナナの花をサラダやカレーに使うことが一般的なようだ。日本ではバナナが市街地に自生することはないと思うが、東南アジアの街を歩いていると至る所で確認できる。果実はもちろん花も食し、大きな葉っぱはお皿として使い、まさに東南アジアの食生活には欠かせない存在のようだ。

さらに気になる物が露店の軒先に置かれている。
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フランスパンである。タイや中国の食文化の影響が大きいラオスにおいて、似つかないものだと思うが、ラオスはフランス領であった歴史があり、その頃からフランスパンは一般的な食べ物として広まったようだ。

隣国ベトナムもフランス領であった歴史があり、フランスパンを使ったバインミーというサンドウィッチは日本でも有名だが、ラオスにもカオ・チー・サイク・ワンというサンドウィッチがある。
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写真は別日に違う場所で食べたカオ・チー・サイク・ワン。バインミーと同様にパクチーなど様々な野菜が入っているが、私が頂いた物には何だか魚系のペースとが入っており、なかなかのクセがあり美味しかった。鶏肉や卵が入ることもあり、地域やお店によって若干の差があるようだ。

こちらのポーシー市場では残念なことにカオ・チー・サイク・ワンは見つけることができなかったが、美味しいそうな食堂はあるようだ。
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お店の方に'食べて行くかい?'と声をかけられたものの、朝食をホテルで済ましていたため、泣く泣くお断りすることに。長い滞在期間であったら、是非利用させて頂きたかったのだが、おじさんの胃はマルチーズくらい小さいのである。

続いて、屋根のあるエリアへと移動してみる。
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こちらでは衣服や生活用品、乾物など様々な商品が並ぶ。市街地には、大型のスーパーマーケットはなかったので、市民の方にとっては、ポーシー市場は生活に欠かせない場所であることが伺える。

さらに奥へと進むとラオスを感じさせるお店を発見する。
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大量に積まれたお米たちである。フランスパンを使ったサンドウィッチを紹介させて頂いてアレなのだが、ラオスの主食はうるち米(もち米)である。品種違いのものが並んでいるのかと思ったのだが、そもそも色や形が違うお米が多く並ぶ。恐らく用途によって異なるお米を使い分けているのかもしれない。

ラオスでは炊いたお米を竹で作ったおひつに入れるのだが、これがまた風情があって良い。私も思わずお土産におひつを買ってしまったが、結局、小物入れになっている。引き続きポーシー市場を探索していると、東南アジアの市場の見どころ、お肉コーナーを発見する。
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このアングルからでも期待大である。そしてお店の方がたくさんいる。ラオスでは様々な料理に鶏肉、豚肉、牛肉が使われるが、ポーシー市場では豚肉が多く販売されているようだ。

ブロックの豚肉がゴロっと屋台に並ぶなか、臓物や豚足も確認できる。
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豚足はギャルのブーツくらいハイカットである。日本では好みの分かれる部位だが、ラオスでは一般的な食材なのかもしれない。また鮮度も良く、ハエがたかっている事もなく、とても良い状態で販売されていた。

中にはこんな物もあったりする。
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こちら豚の血液である。これをゼリー状に固め、スープの具材などとして使うようだ。それを水のペットボトルに入れて普通の市場に売っているのだから驚きである。やはり市場のお肉コーナーは東南アジアしか勝たん。

私は1時間ほど滞在し、ポーシー市場を後にした。
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今回、実際に何か購入することはなかったので、価格帯の調査はできなかったが、ローカル感あふれる雰囲気から察して、きっと満足価格だろう。ポーシー市場のような地元の人に愛される市場は、その国や地域の姿かたちを等身大で表してくれる。私の旅において、最も重要で興味深い場所である。

これからも世界中の素敵な市場を巡っていきたい。
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おわり。

Phosi Market

A market in Luang Prabang where food and daily necessities are sold. A great market full of locals.

Location: Luang Prabang Laos
Shooting date: 2/2024
Category: Market & Night Market
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