ベオグラード拷問博物館/Belgrade Torture Museum

【シリーズ 世界の博物館】

2023年8月某日、セルビアのベオグラードにある拷問博物館を訪れた。ここはベオグラードの観光名所として知られるベオグラード要塞の中にある。今回、ひと月ほどベオグラードに滞在する機会があったので訪れた次第である。

こちらがベオグラード要塞のようす。
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ベオグラード要塞は以前、ベオグラードに滞在した際にも訪れており、ブログでも紹介させて頂いた。紀元前には作られた歴史ある要塞内には様々な見どころがある。興味のある方は是非、こちらの記事を合わせてどうぞ。

そして拷問博物館もその見どころの一つである。主に中世に使われた拷問道具が展示されているようだ。
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前回、滞在した時は、まさにコロナが始まった頃であり、拷問博物館は閉館していた。今回はそのリベンジということもあり、期待が膨らむ。早速、案内に沿って博物館へと向かう。

こちらが拷問博物館の入り口のようす。
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なかなか雰囲気のある佇まいである。要塞の壁に作られた空間を使って展示をしているようだ。訪れた日は平日であったが、お客さんの中には子供たちも結構いた。夏休みだろうか。ベオグラードはヨーロッパ各国からのアクセスも良く、日本人には、なかなか馴染みのない都市であるが、観光地として人気である。

館内の撮影許可と入場料400ディナール(約540円)を支払い、いざ拷問博物館の館内へ。ちなみに全然関係ない話なのだが、私が前回訪れた2020年5月は1ディナール(約1円)だったので約1.35倍の円安。辛すぎる。

そしてこちらが、ベオグラード拷問博物館の内部のようす。
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入り口から感じた規模感よりは、奥行きがあり、それなりの広さはあるようだ。また写真では明るく加工しているが、館内はかなり暗く、それがまた良い雰囲気であった。ちなみにここに展示されている拷問道具は主に16世紀から17世紀頃に使われていた物の原寸大のレプリカである。
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展示品にはセルビア語と英語の案内版があり、その歴史や使い方などが記載されていた。レプリカと言うことだが、展示品は古く見え、これが『実際に使われていたものです。』と言われても疑わない。・・・それくらい館内が暗かった。

館内には60以上のコレクションがあり、中には、みんなも大好きなアイツがいた。
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そう『鉄の処女』ことアイアン・メイデンである。聖母マリアをかたどった鉄の棺桶の内部には、無数の棘があり、罪人や拷問相手を中に入れ扉を閉めて串刺しにする拷問器具だ。しかし、インターネットで調べると、実際には拷問道具としては存在しなかったという説もある。確かに罪人の処刑ならまだしも、拷問相手をこの中に入れたら、死んでしまうだろう。とにかくロマン型の拷問器具である。

引き続き館内の奥へと進み展示品を見て回る。
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正直、この辺りまで進むと、館内は展示品を照らす小さな豆電球だけが頼りで、とても暗い。そのため、展示品を見入っていたおじいちゃんを展示品と間違え、急に動き出したときは驚いてしまった。何よりその三倍、おじいちゃんが驚いていたので、申し訳なかった。

そして、館内の最奥にはベオグラード拷問博物館の看板娘が展示されていた。
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審問椅子である。13世紀頃に考案された審問椅子は先ほど紹介したアイアンメイデンと並ぶ有名な拷問器具の一つである。大きな椅子には無数の棘が付けられている。ご丁寧にひじ掛けにも棘がある。この椅子に座らされた罪人、拷問相手は木の板や革のベルトで固定された。見ているだけお尻が痛くなってきたが、出川さん-Tetsuro Degawa- (Japanese Comedian)なら、きっと良いリアクションをしてくれるだろう。

私は1時間ほど滞在し、ベオグラード拷問博物館を後にした。
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前回の滞在から気になっていた拷問博物館。今回の訪問にあたり、期待値はかなり上がった状態であったが、決してそれを裏切ることのない素晴らしい展示であった。今まで様々な博物館を見てきたが、このように変わったコンセプトの博物館は、やはり面白い。これからも世界中の博物館を訪れて行きたい。

おわり。

Belgrade Torture Museum

A museum of torture devices located in a popular area of ​​Belgrade. Inside the museum, replicas of torture devices used in the Middle Ages are on display. It was very interesting.

Location: Belgrade Serbia
Shooting date: 8/2023
Category: Amazing place
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