ヨンマランド/Yongma Land

【シリーズ 世界の廃墟】

2017年8月某日。
韓国ソウルにある廃遊園地ヨンマランドへ行ってきた。

ヨンマランド最大の特徴はお金を支払うと合法?で入れることだ。
その怪しい情報の真相を調べるためいざ韓国ソウルへ。

ヨンマランドはソウルの東に位置する中浪区にある。
最寄駅は忘憂駅(マンウえき)、そこから徒歩で目指すことに。

こちらが忘憂駅前。

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ソウルらしい綺麗な街並みで混み合うほどの人もおらず凄く快適な場所である。
本当に廃遊園地が徒歩圏内にあるのだろうか……。
さっそくGoogle Mapを便り歩き始める。

歩くこと30分____。
住宅街の間を進むと、空家や空き地が増えてくる。
さらにソウルの地形らしく坂道が続く。

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冬は厳しい寒さのソウルでも時は8月中旬。
気温は30度を超える・・・タクシーを使えば良かったと後悔。

さらにそこから10分____。

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ようやくヨンマランドの敷地らしいところに到着。

しかし……そこには誰もいない。
やはり侵入するしかないのか。

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……すると。
いろんな言語で書かれた看板がある。
「入り口は左です」。
たしかに建物の左手には茂みの道が続いている。

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まるで登山道のように続く道を進むと__。

ついに発見。

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間違えなく廃遊園地「ヨンマランド」だ。
思っていたより小さな敷地で日本の遊園地とは少しイメージが違った。
そしてチケット売り場らしき建物が見えてきた。

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奥にはちょっと強面のおじさん二人がいる。
1人が近づいてきて約500円くらいのお金を請求してきた。
やはり有料で入れるという情報は正しかったようだ。合法かは不明____。

とにかく無事にヨンマランドへと潜入成功。
季節外れの雪だるまと素敵なメリーゴーランドが出迎えてくれた。

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何より驚いたのが、人の多さ!
若い女性を中心に20名ほど。日本人の女の子もいた。
どうやらヨンマランド、アイドルグループのMVに使われるなど人気のフォトジェニックスポットらしい。

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円盤型のアトラクションやバイキングなど、広い敷地ではないが意外と本格的なアトラクションが設備されていた。

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よくデパートなどにある小さな乗り物も充実していた。
中には人気キャラクターの乗り物などもあった……。

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さらに不気味な人形がそこかしこに置かれていた。
夜に訪れたらビビってしまいそうだ。

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そして入り口付近にあった大きなお城。
この建物は綺麗な状態で現在もフォトウェディングの施設として使われているようだ。

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なぜかボロッボロのピアノもあった。

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滞在から1時間ほどでヨンマランドを後にした。
これほどオープンで緊張感がない廃墟は珍しく、ある意味新鮮であった。

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結局、お金を徴収したオジサンたちが何者かは不明だが、敷地内で事故でも無い限り、当面はいい稼ぎになりそうだ____。


唯一緊張感があったのは、ダンスダンスレボリューションの前に恐竜の死骸があったことだ。

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Yongma Land

Location: Seoul Korea
Shooting date: 08/2017
category: Abandoned Places
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