ラトビア鉄道歴史博物館/Latvian Railway History Museum
【シリーズ 世界の博物館】
2022年7月某日。
ラトビアのリガにあるラトビア鉄道歴史博物館を訪れた。
この博物館はリガの中心街より少し南のダウガバ川を渡ったところにある。鉄道博物館は結構郊外にあるイメージであったが、ここは気軽に行くことができるので、滞在中に訪れた次第である。
こちらがラトビア鉄道歴史博物館の入り口の様子。
もともとは鉄道の整備施設だったのではと思わせる外観で、かなり良い感じである。早速、館内へと入る。入場料は5ユーロ(約725円)と丁度な価格。
まず最初に大きな鉄道模型がお出迎えしてくれる。
休日ということもあり、多くの家族連れで賑わっていた。子供たちはさすがにテンションを上げ、鉄道模型に見入っていた。
続いてラトビアの鉄道の歴史に関する資料が並ぶ。
ほとんどがラトビア語で書いていたため、内容は定かではないが写真や実物と展示もあり、何となく理解することができた。
こちらは実際に指令所などで使われていた線路を切り替える機械だと思わる。このボタン一つで、鉄道の進行方向が変わるのだから、なんだか不思議なものだ。
続いて隣のブースへ移動する。
こちらは先ほどのブースと比べるとかなり広い展示スペースである。主に近代的な列車と何やら先ほどとは雰囲気の違う展示物が並ぶ。
こちらの鉄道には実際に乗ることも出来る。
昔、プレイステーションでやった【電車でGO!】を思い出す。要領が一緒であれば何だか運転できそうな気もしてきた。
続いて、このブースの半分ほどを占める展示物である。
その内容はラトビアにおけるロシアやソビエトによる支配に関する歴史やソビエトを非難するものであった。第二次世界大戦中、ソビエトの支配下にあったラトビアは自らの力で独立を勝ち取った歴史がある。
そんな歴史をもつラトビア。現在、ロシアがウクライナで行っている戦争に対しても非常に厳しい目を向けているようだ。そして街の至る所にはウクライナを支持するための国旗が掲げられていた。
この展示スペースももしかすると、侵攻後に設営されたものかもしれない。
次の展示ブースへ移動。
ここでは小道具やミニチュアを手元のボタン操作で動かすことができる。こちらも鉄道模型と同様に子供たちがボタンを鬼連弾していた。
おじさんも子供たちに負けじとたくさんのボタンを押してやった。
最後に外の展示を見てみることに。
ここには近代的な鉄道や機関車など複数の列車の展示がされていた。残念なことに乗車することはできなかったが、日本では見かけない様々な型の列車を見ることができ満足であった。
私は1時間ほど滞在し、ラトビア鉄道歴史博物館を後にした。
決して鉄道オタクという訳ではないが、十分に楽しめる内容であった。観光エリアからも簡単にアクセスすることが出来るので、リガに滞在する人にはオススメの観光スポットの一つである。
おわり。
Latvian Railway History Museum
Railway museum near the center of Riga. There are real railways and models, and it is a recommended place for children. Admission is relatively cheap.
Location: Riga Latvia
Shooting date: 7/2022
category: Amazing Place
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