ブダペスト郊外の車両基地廃墟/Red Star Graveyard
【シリーズ 世界の廃墟】
2022年6月某日。
ハンガリーのブダペスト郊外にある車両基地廃墟を訪れた。
この廃墟はブダペスト滞在が決まった際に、面白い廃墟はないかと探していた時に海外のWebサイトで見つけた廃墟である。掲載されている情報が少し古かったため、どのようにな状況になっているか分からないが、とりあえず向かってみることにした。
こちらが車両基地廃墟の最寄り駅付近の様子。
集合住宅が並ぶエリアを進む_。時刻は朝の7時。土曜日ということもあり、人気はそれほどない。廃墟近くもこんな感じで人通りが少なければ良いのだが……。
1時間ほど歩くと住宅地に入る。
このような住宅地では、フェンス越しにいきなり犬が吠えてくるケースが多いので注意が必要だ。
さらに歩くこと数分__。
線路沿いへと出てきた。GoogleMapからするに、ここからあと少しだけ北に進めばお目当ての廃墟があるはずだ。
なんだか頼りない陸橋が見えてきた。
恐ろしく錆びついているが、特に立ち入りを禁じる看板等はなかったので上ってみる。
思った以上にしっかりとしていた。この陸橋はどうやら駅へと繋がっているようだ。そして目的の廃墟はこの陸橋の反対側にあった。
廃車となった車両がいくつか確認できる。あの廃車も気になるところだが、恐らくオレンジ色の車両の奥に見える建物が車両基地廃墟だろう。思った以上に大きさもあり雰囲気も良い感じだ。これは楽しみである。早速、陸橋を下り近づいてみる。
しかし、目の前に現れたのは塀と頑丈そうな扉である。どうやらオフィシャルで近づけるのはここまでのようだ。
高さ的には何とか乗り越えられる塀ではあったが、廃墟探索において、あまり塀は超えるという行為をしたくないという謎ポリシーがあるので、他に入り口がないか探してみることに__。
すぐ近くには駅舎の様な建物もあった。
こちらもだいぶ古い様子だ。駅舎の横には先ほどの廃車が置いてある線路に繋がるであろう扉があったものの、固く閉ざされていた。
その後も敷地の外を周回してみたが、車両基地廃墟に入れそうな箇所はなく、駅とは反対側には何らかの工場があり、人の出入りも確認できたため、これ以上の探索は無理と判断し、陸橋のところまで戻ってくることにした。
すると先ほど見つけた頑丈そうな扉から鉄道社員がICカードを使ってバンバン入って行くじゃありませんか。てっきり廃線と化しているのかと思いきや普通に現役バリバリなようだ。
これは下手に侵入していたら、面倒なことになっていたかもしれない……。今回は完全に無理なやつである。
結局、車両基地の中を拝むことはできなかったが、色々と探索できたのは楽しかった。
最後に陸橋と繋がる鉄道の駅も見てみることにした。
だいぶ激しい感じだが、現役の駅である。利用者もそこそこ確認できた。
ただ反対側の階段はなかった。
おわり。
Red Star Graveyard
Certainly there was a ruined warehouse there, but it cannot be officially entered. I've seen a lot of employees, so I think the risk is high.
Location: Budapest Hungary
Shooting date: 6/2022
category: Abandoned Places
- 関連記事
-