ホールマーケット/Hall Market
【シリーズ 世界の市場】
2021年12月某日。
リトアニアのビルニュスにある市場『ホールマーケット』を訪れた。
この市場はビルニュスの駅からも徒歩で行くことができ、多くの市民が利用するビルニュスで最も古くまた最大規模の市場である。リトアニア語では『ヘイルズ市場』と呼ばれている。
こちらがホールマーケットの入り口。
1906年にリトアニアの有名な建築家によって建設されたこの市場。その歴史を感じさせる美しい門構えである。
何だか駅舎の様にも見える。早速、中へと入ってみる。階段で滑らないよう注意が必要だ。
こちらがホールマーケットの様子。
観光市場というよりは、地元の人が利用する市場のようだ。ちなみに私が訪れた時にはコロナワクチンの接種証明書が必要であった。
早速、色々な店舗を覗いてみる。
まずは肉屋さんだ。ショーケースには新鮮な肉類が並ぶ。特に珍しい肉などは販売されておらず、日本と似たようなラインナップである。また市場の奥には肉を吊るして解体しているお店もあったので、鮮度としては良いようだ。
肉屋さんは店舗数も多く、かなりの面積を占めていた。ソーセージやサラミを扱うお店も多くあった。
続いて魚屋さん。日本や西ヨーロッパに比べると店舗は少ないものの、珍しいものが売られていた。
鯉である。ヨーロッパで食べられているイメージがなかったので、驚きだ。鯉はスーパーマーケットなどでも見かけたので、リトアニアではポピュラーな食材かもしれない。
その他にもチーズ屋さんや木の実を扱った八百屋さんなど、ヨーロッパの市場らしい品が並ぶ。
ユーロ通貨を使っている国の中でも物価の安いリトアニアにおいて、市場はスーパーマーケットよりもお得で自炊には重宝する場所であった。野菜やフルーツなども新鮮で、とても安かった。
また市場にはレストランもあり、リトアニア料理やハンバーガーなどを頂く事ができるようだ。
最後にホールマーケットの半分くらいを占める衣服店を見てみる。
防寒具から靴まで品揃いは充実していた。値段もお得でビリニュスに長期滞在する人には是非、足を運んでもらいたい場所だ。
イケメン少年がいたので写真を撮らせてもらった。
私は1時間ほど滞在し、ホールマーケットを後にした。
リトアニアの首都ビルニュスにある歴史の深いホールマーケット。その立地からも多くの市民に親しまれている市場のようだ。これからも、ホールマーケットのような素敵な市場に出会いたい。
最後に__。
訪問した日が大晦日ということもあり、市場で年越し蕎麦用の鴨肉とネギを購入。大型のスーパーマーケットのアジアンコーナーにあった蕎麦と魚醤を使い、年越し蕎麦が完成。
今年も年越し蕎麦を食べることが出来たので良かった。
おわり。
Hall Market
An excellent market near the station. All shopping can be settled in the market.
Location: Vilnius Lithuania
Shooting date: 12/2021
category: Market & Night Market
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