ポーランド航空博物館/Polish Aviation Museum
【シリーズ 世界の博物館】
2021年12月某日。
ポーランドのクラクフにあるポーランド航空博物館を訪れた。
この博物館はクラクフの中心街から少し離れた場所にあるのだが、滞在中に気になったのでトラムを使いお伺いすることに__。
こちらがポーランド航空博物館の入口。
かなり前衛的なデザインの建物であるが、博物館は1964年に開館されており、見た目以上に歴史のある博物館である。元々、空港として使われていた場所に博物館が出来たようだ。
館内へ入ると早速、飛行機の展示が目に入る。
受付のある建物には他にも、お土産ショップもあり、この建物だけでもかなり楽しい感じであるが、展示品の多くは敷地内の野外にあるようだ。入場料の27ズウォティ(約750円)を支払い早速、野外へと出てみる。
さすが元飛行場。広大な敷地にたくさんの飛行機が年代や種類毎に展示されていた。あいにくの天気と寒さが辛かったものの、これは飛行機好きや子供たちには堪らないだろう。
さらにヘリコプターも多く展示されていた。
何だかプロペラのないヘリコプターは可愛く見える。野外の展示は上の写真でも分かるように、その多くが戦闘機や輸送機であったが、古い旅客機なども一部、展示されていた。
なかなか見ることのできない貴重な展示である。
その他にも対空ミサイルや装甲車など戦争にまつわる展示が多く見受けられる。航空博物館という名前であるが、どうやら戦争博物館のような感じでもあるようだ。
また野外には、受付のあった建物とは別に幾つかの展示館があった。それらにはポーランドの航空機に関する歴史やパイロットと制服などが展示されていた。
中には実際にコックピットに乗る事の出来る展示品もあった。
私も乗りたいのは山々だが、太っちょおじさんが乗ってぶっ壊したら大変なので辞退することに……。
またナチス時代の歴史が色濃く残るクラクフらしく、第2次世界大戦時の展示ブースもあった。
ここの博物館も然ることながら、ポーランドにある博物館はこだわった展示をしている所が多い。とくに戦争やホロコーストを題材にした展示は凄くリアルに描かれており、子供たちの良き教育材料となっているようだ。
私は1時間30分ほど滞在し、この博物館を後にした_。
平日ということもあり、お客さんは少なく、ゆっくりと観覧することが出来た。敷地も広く、とても魅了的な博物館であった。これからもいろんな国の色んな博物館を巡っていきたい。
最後にポーランド航空博物館の近くにあるクラクフの警察署。
社会主義時代に作られた対となる2つの建物の一つが使われている。何だかめちゃめちゃ雰囲気が良いので、これが廃墟になったら相当面白いだろうと想像してしまった。
おわり。
Polish Aviation Museum
A museum on the outskirts of Krakow. It was a wonderful exhibition with not only airplanes but also tanks and helicopters.
Location: Krakow Poland
Shooting date: 12/2021
category: Amazing Place
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