シュピッテラウ焼却場/Fernwaerme Wien


2021年11月某日。
オーストリアのウィーンにあるシュピッテラウ焼却場を訪れた。

シュピッテラウ焼却場はウィーンの中心街より少し北に位置するゴミの焼却処分場である。この焼却場は画家のフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏がデザインした独創性のあるデザインが特徴で、一見するとゴミの焼却処分場とは思えないほどカラフルでポップなデザインである。

そんなシュピッテラウ焼却場の様子がこちら。

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事前に写真でも拝見していたが、想像以上の大きさとそのデザイン性に圧倒される。色合いも然ることながら、形もまるでおとぎ話に出てくるような雰囲気である。

煙突からはモクモクと煙が出ていたので、絶賛稼働中のようだ。

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こちらは入口の反対側の様子。

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シュピッテラウ焼却場は地下鉄の駅が隣接しており、さらに目の前にはドナウ川が流れている。本来なら郊外にあるイメージだが、これだけ明るいデザインだと何だかゴミの焼却場であることを忘れてしまうようだ。

焼却場に隣接するオフィスビルもまた面白いデザインをしている。

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『エネルギー、チャージ中』の様な感じだろうか。この建物には事前予約なしで利用できる焼却場の博物館があるようだが、日にちが悪かったのか、コロナが悪かったのか、訪問した時には閉館していた。

またウィーンにはフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏がデザインした建物は他にもある。

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彼がデザインしたアパートだ。かなり年期の入った感じもするが、ここもまた面白いデザインをしている。またこのアパートの近くには、彼のミュージアムもあったりする。

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個性的なデザインではあるが、不思議と街に馴染んでるような感じもする。

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ウィーンを訪れて彼の存在を知ったが、世界中には他にも彼がデザインした建物が結構あるようだ。是非、他の建物も見てみたいものだ。これはまた新たに旅の目的が出来たかもしれない。

おわり。
※下の写真はフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏とは関係ないが、ウィーンの街が素敵だったのでアップ。

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Fernwaerme Wien

One of the representative buildings of Vienna. It is a symbol of the city with vivid colors that dispel negative images.

Location: Vienna Austria
Shooting date: 11/2021
category: Amazing Place
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