ウィーン中央墓地/Vienna Central Cemetery
2021年11月某日。
オーストリアのウィーンにあるウィーン中央墓地を訪れた。
ウィーン中央墓地はウィーン郊外にある広大な墓地である。ここにはオーストリアを代表する多くの著名人が眠っており、世界中の観光客が訪れる場所でもある。
こちらが中央墓地の入口。
広大な敷地には幾つかの入口があるようだが、恐らくここが正門にあたる場所だと思われる。ちょうど日曜日ということもあり、多くの方がお墓参りに訪れていた。入口の横には素敵なお花屋さんもあった。
早速、敷地内に入ってみる。敷地内では多くの観光客が見受けられ、各々カメラやスマホで写真を撮影していた。お墓という神聖な場所であるため、状況によっては撮影や訪問を断念しようと考えていたが、どうやら大丈夫なようだ。ともあれ品位に欠ける行動は慎むべきである。
まず中央に立派な墓地教会が見えてきた。
ウィーン中央墓地は宗教を問わず埋葬できるようだが、その多くはカトリック教徒のようだ。この教会を中心に各ブロックに分かれている。私が入った門の近くには大きな墓石が並んでおり、調べて見るとやはりその多くは著名な方であった。
さらに中央の教会付近に近づくと、面白い形のお墓を発見する。
こちらはオーストリアの有名な芸術家フランツ・ヴェストさんのお墓だ。生前の作品を見ると、かなり個性的なアーティストだった事が分かる。それにも負けないくらい墓石もユニークである。
教会の裏側は主に一般の方が埋葬されるエリアの様だ。
ウィーン中央墓地の建墓数は33万基以上あるそうだ。どれも美しく、出来る限り見学したいところだが、全てを見て回ると夜になってしまいそうだ…。
続いて多くの観光客が訪れるエリアへと向かった。ここには世界的に有名な音楽家が眠っている。その顔触れは音楽に疎い私でも知っている様な方々である。
ブラームスにシューベルト、ベートーヴェンやモーツァルトが、この一角に集まっている。世界でもこれだけ著名な方のお墓が集まるのは珍しい事だろう。多くの観光客が思い思いにお墓を眺めていた。私も僭越ながら手を合わせさせて頂いた。
私は1時間ほど滞在し、ウィーン中央墓地を後にした__。
広大な敷地にも関わらず綺麗に管理されており、とても美しい墓地であった。墓地の多くは撮影はもちろん、入場が出来ない場所が多いので久しぶりに良い経験をさせて頂いた。これからも世界中の墓地に行ってみたいが、まず日本に帰ったら、祖父母のお墓参にも行こうと思った。
おわり___。
Vienna Central Cemetery
A place where celebrities representing Austria sleep. The vast site is very well maintained. It was a beautiful graveyard.
Location: Vienna Austria
Shooting date: 11/2021
category: Cemetery & Funeral
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