ナッシュマーケット/Nasch Market
【シリーズ 世界の市場】
2021年11月某日。
オーストリアのウィーンにあるナッシュマーケットを訪れた。
ナッシュマーケットはウィーンの中心街にあるマーケットで、多くの商店やレストランが軒を連ねる縦に長いマーケットである。日曜日以外は基本的に毎日開催されているウィーンでも有名なマーケットの一つである。
こちらがナッシュマーケット入口付近の様子。
入口と言っても、ナッシュマーケットは至る所から出入りが可能なので、適当な路地からでも簡単に入る事ができる。
こちらはレストランが並ぶエリアの様子。
11月でも10℃を下回るウィーンだが、テラス席で食事をする方も多く見受けられる。オーストリア料理やお酒などを頂けるレストランが多いが、中には中華料理やお寿司を楽しめるレストランもあった。
私もせっかくなので、オーストリア名物のシュニッツェルを頂いた。
巨大なカツレツと言った感じ。味はそれほどしつこくなく、見た目以上に食べやすい料理である。これはきっとオーストリア人はとんかつが好きだぞ……と思いつつ、ペロリと完食。
マーケットには、その他にも観光客向けの食品や雑貨を扱うお店がいくつかあった。
何故かゴリゴリの日本土産も売ってたりする。
また野菜やお肉、お惣菜を扱ったお店も多くあるので、このマーケットが決して観光客相手だけではないことが分かる。本当に充実したマーケットである。
お惣菜屋さんには、私の大好きなサルマもあったので、自宅で食べる用に購入する。オーストリアの物価と比較すると割かし安い価格で手に入れることができた。
サルマもさることながら、マーケット内にはトルコのお菓子屋や食材を扱うお店も多かった。
他のヨーロッパの都市部と比較しても、ウィーンはトルコ料理のお店をよく見かける。恐らくトルコからの移民の方が多く住んでいるのだろう。ここではクミンとコリアンダーを購入し、マンネリ化していた自炊生活に良いアクセントを付けてくれた。しかし、先月までトルコにいた私からすると、その倍以上の価格に少し苦しめられた。
その他にも衣類や時計、絨毯など様々な商品が並べられていた。
これだけ充実したマーケットが中心街にあるのは、羨ましい限りである。
最後に素敵なお茶屋さんに入ってみる。
ここには、たくさんのお茶とそれに合うチョコレートやお菓子が販売されている。最近、コーヒーを飲むと体調が悪くなってしまうようになったため、自宅用にお茶とチョコレートを購入した。
チョコレートはパッケージのデザインでチョイス。お茶の方は、何の種類だろうか……日本では見た事ない植物が描かれている。
パッケージの説明がオーストリアの公用語であるドイツ語で書かれているため、良く分からない。ともあれ後日、自宅で飲んでみたところ、とっっってもリラックスが出来る良いお茶だった。しかし何故か26ユーロ(約3300円)という少し高めの末端価格だ。
滞在中、何度もお世話になったナッシュマーケット。これだけマルチで便利なマーケットがあるのは、さすがヨーロッパきっての歴史都市である。これからもヨーロッパの素敵なマーケットと巡っていきたい。
最後に。
今回の記事とは全く関係ないのだが、オーストリアでは個人で楽しむ範囲や医療目的の少量のマリファナは合法のようだ。そのため中心街のあるお店の軒先に、こんなものがあった。
マリファナの自動販売機だ。身分証をスキャンするような箇所があるので、恐らく簡単には購入できないようだが、日本ではまず考えられない。よく外国人が日本の自動販売機でコーンポタージュが売られていることに驚くというが、こっちの方が驚きだ。しかしナンダ……この葉っぱ、どこかで見た事があるぞ???
おわり。
Nasch Market
A market where everything in the suburbs gathers. There is also a restaurant.
Location: Vienna Austria
Shooting date: 11/2021
category: Market & Night Market
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